は – 印刷コピー用語集01

バーコードフォント/ばーこーどふぉんと
いわゆるバーコード(二次元バーコード・通称QRコード)の画像をフォント化した物。

ハード・プルーフ/はーど・ぷるーふ
紙にプリントアウトした校正刷りの物。

パーフォレーション/ぱーふぉれーしょん
抜き穴。紙に付いた切り取り用のミシン目のこと。切手や8mmフィルムの縁に規則的に並んだ穴のこと。

ハーフトーン画質/はーふとーんがしつ
網点のこと。ドットの大きさを構成して画像を表現した物で新聞紙に掲載されている写真によく用いられている。

廃インク/はいいんく
インクジェットプリンターのヘッドクリーニングなどで紙に付着することなく捨てられるインクのこと。写真のフチなしインクを行う際も発生します。

排紙/はいし
印刷機から排出される紙のこと。

排紙容量/はいしようりょう
コピー機やプリンターを使って印刷する際にプリントアウトした紙をトナーから取り除かず溜めておける許容枚数のこと。

廃トナーボックス/はいとなーぼっくす
インクジェットプリンターの印刷機内にある廃インクを溜めておく部品のこと。この廃トナーボックスがいっぱいになると業者に委託交換が必要になる。(家庭での交換は不可能)

排版/はいばん
レーザープリンターで印刷する際、レーザーを当てて作られたマスター(原版)の使用済みの物のこと。

排版ボックス/はいばんぼっくす
レーザープリンターで印刷した際、作られた使用済みのマスター(原版)を溜めておく部品のこと。定期的に取り除く必要がある。

は – 印刷コピー用語集02

ハイファイカラー/はいふぁいからー
シアン・マゼンタ・イエロー・ケルビンの4色に、レッド、グリーン、ブルーの3色を加え7色を使い印刷する方法。特徴としては色明度や彩度の高い色を再現することができる。

ハイライト版/はいらいとばん
白色部分の網点を取り除いた網凸版のこと。原画の白色部分が強調される。凸版印刷の一つ。

倍率自動選択/ばいりつじどうせんたく
コピー原稿とプリント用紙のサイズを自動で判別して適正なサイズで出力する機能。

パイルデリバリー/ぱいるでりばりー
枚葉印刷機の排紙装置の一種で、印刷され排出された紙を重ねていく装置のこと。

パウダースプレー装置/ぱうんだーすぷれーそうち
枚葉印刷機で印刷されたあと、パイルによるインキの裏移りを防止する為、澱粉やタルクなど細かい粉状の物を印刷面に散布する装置のこと。圧縮された空気を一気に放出することで印刷面に均一に散布させることができる。

箔押し/はくおし
表紙に金箔などを圧着させること。

箔押し機/はくおしき
表紙に金箔などを圧着させる機械のこと。

白化/はくか
溶剤型のグラビアインキや、フレキソインキで印刷したフィルムを乾燥させる際、インキの表面が冷えて空気中の湿気が吸収され白っぽくなる現象のこと。

貼込み/はりこみ
文書データなどを作成する際、別に作成していた画像データを文書データに挿入すること。

バックアップローラー/ばっくあっぷろーらー
グラビア輪転印刷機の厚胴を上から押さえ、厚胴のたわみによる圧力の逃げを防ぐ為のローラーのこと。

は – 印刷コピー用語集03

花布/はなぎれ
本の背中や天地を装飾するもの。元は補強用だった。ヘッドバンドともいう。ハードカバーの本に見られる。

端物/はもの
製本されていない一枚だけの印刷物のこと。はがきやポスターなど。「ペラ」「ペラ物」ともいう。

端物印刷機/はんものいんさつ
小部数の印刷物の印刷に用いられる印刷機。主に端物の印刷を行う。

パラレルポート/ぱられるぽーと
パソコンとプリンタを接続するケーブルのコネクタの形状。現在ではUSBに置き換わり使われなくなっている。

針/はり
印刷において用紙の横方向をあわせるもの。

針金とじ/はりきんとじ
仮製本の綴じ方のひとつで、本の見開き中央部分に針金を用いて本を綴じる綴じ方をいう。

針印/はりいん
印刷のズレを確認するために用紙の余白に入れられた印のこと。

針しろ/はりしろ
折丁の端から針穴までの距離のこと。

針違い/はりちがい
印刷位置がズレて印刷されたものを言う。連続印刷などで誤差が生じたりすると起こりやすい。

バレープリント/ばれーぷりんと
谷染め印刷とも言われていて、型押しと同時に凹み部分にも色付けを行う印刷方法。合成皮革や壁紙などの印刷に用いられることが多い。

パワーセーブモード/ぱわーせーぶもーど
複合機の省電力機能のこと。使用していない間はスリープモードに移行して消費電力を抑制する。

は – 印刷コピー用語集04

番号印刷/ばんごういんさつ
プリント時にページ番号を添付して印刷すること。

反射原稿/はんしゃげんこう
スキャナが原稿を読み取る際に光を反射させてその反射光を読み取る原稿のこと。

パンチ機能/ぱんちきのう
コピー機などで印刷と同時にパンチ(穴開け)を行う機能。書類に穴を開けてファイリングする場合などこの機能があれば便利です。

版面/はんづら
印刷用の版の表面のこと。文書などがレイアウトされた部分。「はんめん」ともいう。

パントンカラー/ぱんとんからー
色見本のパントンカラーシステムのこと。アメリカの企業パントン(PANTONE)が作成した。

版離れ/はんばなれ
印刷するために接触した印刷用の版と印刷用紙が離れること。

ふ – 印刷コピー用語集01

ファーストコピータイム/ふぁーすとこぴーたいむ
印刷スタートボタンが押され、1枚目の紙が印刷されて排紙トレーに出てくるまでの時間

ファーニッシャーローラー/ふぁーにっしゃーろーらー
グラビア印刷機のインキ供給装置のひとつ。インキパンから版面へインキを供給するためのローラー。

ファンシーペーパー/ふぁんしーぺーぱー
特殊紙の一種。エンボス加工や模様や柄を用いた装飾性の高い紙のこと。

ファンフォールド紙/ふぁんふぉーるどし
連続用紙の別名。プリンタ用紙の一種で連続印刷が可能です。屏風の様に交互に折りたたまれていて印刷時に展開してプリントされる。

フィーダー/ふぃーだー
ADF(Auto Document Feeder)の俗称。スキャナー、コピー機、ファックス機を使って複数の原稿を連続して読み取る装置のこと。

フィードローラー/ふぃーどろーらー
印刷時、排出される紙に対して処理を行うユニットのこと。ホチキス留めや紙を折り曲げて中綴じにしたりできる機能を持つ。

フィニッシャーユニット/ふぃにっしゃーゆにっと
印刷機に内蔵された部品で、給紙・排紙を行う際に紙を送る為のローラー。

フート印刷機/ふーといんさつき
足踏み式の印刷機のこと。

ふ – 印刷コピー用語集02

フォームオーバーレイ/ふぉーむおーばーれい
文書の提携部分を独立させプリンターやプリントサーバーに格納した物。使用頻度の高い文書形式を格納しておくことでデータ転送時間を短縮する。

フォトタイプオフセット印刷/ふぉとたいぷおふせっといんさつ
「Photo Type Offset 」のこと。原版をタイプライターで印字する。組版を写植機で行うようになってからオフセット印刷との区別がなくなった。

フォント/ふぉんと
コンピュータ上で扱われる文字をひとまとめにしたデータ。文字の形を表示する。

複合機/ふくごうき
複数の機能を持つ機器のこと。一般的にはコピー機、スキャナ、ファックスなどの機能を併せ持った機器のこと。

複写機/ふくしゃき
コピー機のこと。原稿の複製が行える。

不織布/ふしょくふ
普通の布と違い、織らないで作られた布。繊維を合成樹脂で固めたり機械的に絡ませて作る。

ふ – 印刷コピー用語集03

フラットベッドスキャナ/ふらっとべっどすきゃな
スキャナの一種。ガラス面に置いた原稿に光を当てて読み取る。原稿を固定できるので高精度の読み取りができる利点がある。一般的なスキャナはこの方式。

フランス装(フランス表紙)/ふらんすそう
本の表紙を長くして内側に落ち込むようにしたもの。表紙がカバーのようになっている。

ふ – 印刷コピー用語集04

ブリード/ぶりーど
印刷において用紙の断裁される部分まで塗り足しすること。

フリクションパッド/ふりくしょんぱっど
複合機の部品の一つ。トレイの用紙を1枚ずつ送ってプリントするために摩擦を利用する。

ブリスター/ぶりすたー
印刷のトラブルの一つ。コート紙のコート面が火ぶくれを起こす現象。インクを乾燥させるための熱によって生じる。

ブリスタリング/ぶりすたりんぐ
ブリスターと同じ。コート面に生じた火ぶくれのこと。

プリプレス/ぷりぷれす
印刷を3つの段階に分けたとき、原稿から組み反して印刷用の刷版を作る工程のこと。印刷の前の段階という意味。

プリンター/ぷりんたー
コンピュータ内の文書データを印刷する機械。印刷方式の違いによってインクジェットプリンターとレーザープリンターなどの種類がある。

プリンターフォント/ぷりんたーふぉんと
プリンタに入っているフォントデータのこと。画面上に表示されているフォントにプリンタが対応していないと表示どおりの出力が得られない。

プリンター用標準テストパターン/ぷりんたーようひょうじゅんてすとぱたーん
実際の日本語の使用に近いテストパターン。プリンタの性能を測る基準となる。JEITAが規格化している。

プリント追い越し機能/ぷりんとおいこしきのう
複数の印刷ジョブがあるときに、ほかの印刷ジョブより先に印刷する機能。または、ある用紙サイズを使用するプリントの途中でその用紙がなくなったときに、別の用紙を使う印刷を優先する機能。

ふ – 印刷コピー用語集05

プリントスルー/ぷりんとするー
用紙の裏側の絵柄が透けて見える状態。用紙の厚さが厚いものほど透けづらくなります。

ブルーエンジェル/ぶるーえんじぇる
ドイツの環境ラベル制度のこと。環境に配慮した製品として認定されると付与される。

フルカラー/ふるからー
コンピュータ上で表示される色数の設定のこと。1677万7216色の表示が可能。

プルスキャン/ぷるすきゃん
スキャナでスキャンするときに1枚ずつパソコンから操作してスキャンする方式。

フレキソ印刷/ふれきそいんさつ
凸版印刷の一つ。版の素材に樹脂を使用する。インクには水性インクを使うため、環境にやさしい印刷方式とされる。

プレス/ぷれす
印刷を行う段階のこと。印刷の工程を3つに分けたときの段階の一つ。プリプレス、プレス、ポストプレスの3つ。

プレスコート/ぷれすこーと
印刷物の表面加工の一つ。印刷物の表面に樹脂を塗って光沢を出す。汚れを防ぐ効果がある。

プログラムワンタッチ/ぷろぐらむわんたっち
複合機の機能の一つ。こと前に設定しておくと、ボタンを一度押すだけで登録した機能を実行することができる。

プロセスインキ/ぷろせすいんき
カラー印刷で使われる、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインクのこと。セットインクともいう。

ブロッキング/ぶろっきんぐ
印刷後に用紙を重ねた状態にしたときに、重ねた印刷面のインクに用紙が張り付いてしまう状態のこと。

へ – 印刷コピー用語集

平圧式印刷機/へいあつしきいんさつき
平らな反面に印刷用紙を乗せて、平に圧力を加え印刷する方式。円圧式印刷機、または輪転機とも言い、活字組版や写真などを刷る簡単な構成用の印刷機のこと。

平滑度/へいかつど
紙の平たさを表す尺度のこと。用紙の場合はJIS-P8119にて規定されるベック平滑度が一般的。

平均故障間隔/へいきんこしょうかんかく
MTBF(Mean Time Between Failure)ともいう。故障から故障までの間隔のこと。値が大きいほど故障しないことを表す。

平板/へいばん
印刷用の版の一つ。版の上に凹凸がないもの。平版としてはオフセット印刷が主流なので平版といえばオフセット印刷という関係になっています。

平板印刷機/へいばんいんさつき
印刷に平版を使う印刷機。平版の主流がオフセット印刷なので、平版印刷機といえばオフセット印刷機のことを意味する。

平板グラビア/へいばんぐらびあ
印刷用紙と版が直接触しない方式。版からゴム胴に転移させてから、そのゴム胴を印刷用紙に接触させて印刷させる方式。通常のグラビア印刷が版と紙を直接接触させるのとは異なる。

平面印刷機/へいめんいんさつき
紙など平面の印刷物の印刷に使われる。スクリーン印刷機の一つ。ほかに曲面印刷機がある。

ページ印刷/ぺーじいんさつ
ある一定数の印刷枚数がある中で、特定のページや、特定のページ範囲をだけを指定して印刷を行う事。

ページ物/ぺーじもの
一枚の紙では完結せず、複数枚のページから構成される印刷物のこと。

ページ分割/ぺーじぶんかつ
ひとつのページ内に印刷されているものを分離させ、複数のページ分けること。

ページ連写/ぺーじれんしゃ
本などの様に左右異なるページをそれ別の紙に複写する場合、2回に分けて順番にコピーを取らずとも、一度の作業でそれぞれのページが自動で認識されページ毎に分かれて出力されるコピー機能。

ベタ/べた
ベタ塗りの略称。ある一定の領域全てにインキを付着させ、塗りつぶされた状態のこと。

ベラ/べら
一枚ものの印刷物のこと。

別丁/べっちょう
本の区切り部分にある挿絵や見出し部分となる物で、本文が印刷されていないページを総称したもの。

ベラ丁合/べらちょうあい
一枚ものの印刷物を丁合したもののこと。